カシオの電子辞書、エクスワードシリーズの高校生モデルのラインナップとその選び方について紹介します。
高校に入ると電子辞書の購入がほぼ必須のようです。紙の辞書を複数持ち歩くよりも小さく軽く検索もしやすいので学習のためには必須のアイテムです。人気のカシオ Ex-wordシリーズの高校生モデルについてチェックしていきましょう。
※ カシオエクスワードについては、2021年5月6日現在、2021年モデルは発表・発売されておらず、2020年のモデルが最新です。
エクスワード高校生モデルは3モデル展開
カシオの電子辞書の高校生向けモデルは、スタンダードモデルを中心に、さらに充実した英語学習をサポートするハイグレードモデル(英語強化モデル)、必要な内容に絞ったエントリーモデル、の3つのモデルがあります。
モデル名 | 機種名* | コンテンツ数 |
高校生ハイグレード | XD-SX4900 | 240 |
高校生スタンダード | XD-SX4800 | 220 |
高校生エントリー | XD-SX4200 | 60 |
目立つのはエントリーモデルのコンテンツ数の少なさです。しかし、高校での学習において大きな支障のない基本的な辞書が含まれているため、エントリーモデルでも十分という方も多いはずです。購入時点で、大学受験をしない、大学への進学をしない、という形で進学以外の方向で進路を決めている場合にはエントリーモデルでも十分だと考えます。ただし、スタンダードモデルとの価格差がほぼない場合もあります。価格が変わらないなら上位モデルを選びましょう!
しかし、学生本人の今後の進路が未定だったり、今後のやる気度の変化、電子辞書内のさまざまなコンテンツに触れることによる気付きへの期待、なども考えるとスタンダードモデル(4800)、ハイグレードモデル(4900)がオススメです。
スタンダードモデル(4800)でも十分使えます!ただし、価格差が許容範囲であれば、上位モデルを選んでおくと安心です。
難関大学受験やハイレベルな英語学習の予定があるならばハイグレードモデル(4900)を選択しましょう。
電子辞書選びにおいては、進路や学習レベルの他にも、大学生での学習も視野に入れて考える必要があります。
大学に入ると、再度電子辞書のあっせんがあります。高校入学で高校生モデルを購入していた場合、大学入学時には既に3年経過しています。電子辞書は3年間使っても、ボロボロでもう使えない・・という状況にならず、まだまだ使えるハズです。(シャープの場合には内蔵バッテリーでありバッテリーが劣化しており買い替えが必要な可能性がありますが、カシオの場合には単三電池を使用するためバッテリー劣化の心配がありません)
大学では第2外国語としてドイツ語、フランス語、中国語などを学びます。この第2外国語については、追加コンテンツという形で辞書を追加可能です。(大学生モデルにおいても第2外国語の辞書は追加コンテンツです)
そうなると、高校入学時に購入した電子辞書に第2外国語の辞書を追加し、大学生になっても使うというのが最もコスパがよさそうです。
高校生向けのハイグレードモデルであれば、「ジーニアス英和辞典 第5版」よりも収録語数の多い「リーダーズ英和辞典 第3版」が収録されています。ハイグレードモデル(英語強化モデル)を購入しておき、大学に入ったら必要な第2外国語の辞書を追加するのもよいでしょう。
ただし、大学においてより深く英語を学ぶ場合などは、学ぶ学問に適した電子辞書を購入するべきだと考えます。(必要に応じて、です)
高校生エントリーモデル XD-SX4200
高校生エントリーモデル XD-SX4200 はコンテンツが最小構成になっていますが、「明鏡国語辞典」「新漢語林」「旺文社全訳古語辞典」「ジーニアス英和辞典」「ジーニアス和英辞典」「ロングマン現代英英辞典」も含まれており、多くの高校生において必要十分な内容が収録されています。
エントリーモデルでは、スタンダードモデルに対して、
広辞苑が含まれない
英和などの複数辞書がないため使い分けができない
その他、英検関連、NHKラジオ基礎講座、リトル・チャロ、ひとり歩きの会話集などのコンテンツが削除されています。
このあたりを理解した上でエントリーモデルをチョイスするのは悪くない考えです。
ただし、スタンダードモデルに対して価格メリットがあまりないのであれば、スタンダードモデルをチョイスしましょう。高校卒業後も、(電子辞書としてですが)広辞苑が家にある、というのは安心感があります。
▼ スタンダードモデルとの価格差を確認しましょう!(さらに商品ページにてクーポンがある可能性も!)
高校生スタンダードモデル XD-SX4800
カシオの電子辞書において高校生スタンダードモデルであるXD-SX4800は、スタンダードというだけあって高校生の学習において必要十分なモデルです。
英語系では以下の辞書を収録しています。
- オックスフォード現代英英辞典(第9版)
- ロングマン現代英英辞典 6訂版
- ジーニアス英和辞典 第5版
- ウィズダム英和辞典 第4版
- オーレックス英和辞典 第2版 新装版
- ジーニアス和英辞典 第3版
- ウィズダム和英辞典 第3版
- オーレックス和英辞典 第2版
- 英語類語辞典
同じ英英、英和、和英でも複数の辞書を収録することで、辞書の得意な点をいいとこ取りする「使い分け」や「引き比べ」が可能です。(すごい時代になったものです・・)
また、GTEC、英検などの英語検定対策用のコンテンツも充実しており、これ一つでかなり勉強を楽しむことができます!
スタンダードモデルに決める前に、ハイグレードモデル(4900)との差がなにか?という点について把握しておきましょう。
SX4800と上位モデルSX4900との違い
以下のコンテンツは、4900には収録されていて、4800には含まれていないコンテンツの一覧です。
- リーダーズ英和辞典 第3版
- リーダーズ・プラス
- オックスフォード連語辞典
- ロングマン英語アクティベータ 第2版
- 徹底例解 ロイヤル英文法 改訂新版
- 小論文入試 パターン別書き方ガイド
- TOEIC®テストスコアアップ 新形式問題付き
- TOEIC®テストハイパー模試 5訂版 新形式問題対応
- TOEIC®LISTENING AND READING TEST 15日で500点突破! リスニング攻略
- TOEIC®LISTENING AND READING TEST 15日で500点突破! リーディング攻略
- TOEIC®テスト公式問題集 新形式問題対応編
- 全セクション対応 TOEFL®TESTはじめての徹底攻略! ―TOEFL®iBT対応―
- TOEFL®TEST模擬試験&「レクチャー問題」リスニング徹底練習300問
- 改訂版 キクタンTOEIC®TEST SCORE 500
- 英熟語ターゲット1000 3訂版
- 英熟語ターゲット1000 3訂版 BRUSH-UP TEST
- COCET2600 理工系学生のための必修英単語2600
- 分野別 漢検でる順問題集 2級 [新装四訂版]
- 分野別 漢検でる順問題集 準2級 [新装四訂版]
- 分野別 漢検でる順問題集 3級 [新装四訂版]
- 日本国憲法
- 合本俳句歳時記 第四版
- キクタン英会話 初級編
リーダーズ英和辞典の他、TOEIC対策などのコンテンツ追加が目立ちます。
辞書以外のコンテンツについては「あれば使うかもしれないけど、どうせなら本で学習するかも」な内容ではあります。
参考までに、SX4800に「リーダーズ英和辞典[第3版]/リーダーズ・プラス(XS-KE07DL)」を追加する場合には 11,000円が必要です。研究社 リーダーズ英和辞典 第3版 は約280,000語を収録しており、大学などでの学習にも役立つ存在です。(SX4800に含まれている「ジーニアス英和辞典 第5版」は105,000語の収録です)
英語面での深堀りも視野に入れるなら、価格差にもよりますが、ハイグレードモデル(4900)の購入も視野に入れましょう。
高校生ハイグレード(英語強化)モデル XD-SX4900
カシオの電子辞書において高校生最上位モデルがXD-SX4900です。悩んだり後悔したくないなら、この最上位機種を選択しておけぱ間違いありません。
また、大学入学後、追加コンテンツで第2外国語の辞書をプラスすることで、多くの大学生のニーズを満たす存在となる可能性が高いモデルです。(=最終的にコストパフォーマンスが高い可能性)
SX4900の特徴
スタンダードモデルの4800に対して、英語強化モデルの4900では、約280,000語の収録を誇る「リーダーズ英和辞典」、TOEIC、TOEFL対策などのコンテンツが追加されています。
学習レベルの高い高校や、難関大学を目指す場合、英語を深く学ぶ場合などは、このハイグレード(英語強化)モデルの 4900 を選択しましょう!
カシオ電子辞書高校生モデルの選び方まとめ
今一度、高校生向けモデルの選び方についてまとめます。
それぞれアマゾンでの価格も表示していますが、商品ページにて割引クーポンが発行されている場合があります。最終決定前にそれぞれの商品の真の価格を確認しましょう。(クーポンにより上位モデルとの価格差があまりないケースも多々あるため)
ハイグレード(英語強化)モデル(4900)
「リーダーズ英和辞典[第3版]」やTOEIC、TOEFL対策などの英語コンテンツが強化されたモデル。
難関大学受験など学習レベルが高い場合や、大学でも同じ電子辞書を使うことを視野に入れる場合に選択。
予算が許す場合やスタンダードモデルとの価格差が少ない場合にも、是非ハイグレードモデルを選択していただきたい。
コンテンツが多いほど、高校生活3年間の中で何かの出会いにつながる可能性があるためです。
スタンダードモデル(4800)
複数の辞書、英検、GTEC対策コンテンツも収録したスタンダードモデル。本体は、ホワイト、ブラック、オレンジ、グリーン、ブルーの5つのカラーから選択が可能!
SX4800にSX4900で収録させている「リーダーズ英和辞典[第3版]/リーダーズ・プラス」を追加する場合には 11,000円が必要です。
エントリーモデル(4200)
収録コンテンツを絞ったのがエントリーモデル(4200)。大学受験を視野に入れないならばエントリーモデル(4200)を選択。ただし、一つ上のスタンダードモデル(4800)と、あまり価格差がない可能性があります。
以上、カシオの電子辞書、エクスワードの高校生モデルの選び方について紹介しました!