カシオ計算機より年間販売台数No.1の電子辞書“EX-word（エクスワード）”シリーズの新製品として、高校生モデル「XD-SX4820」「XD-SX4920」の2機種が2023年2月に発売されます！
執筆時点(2023/1/17)では2023年モデルは発売前ですがスタンダードモデルと英語強化モデル、新機種と旧機種とを比較することで、今後主流となる2023年の高校生モデルのポイントを確認していきます！
カシオEX-word高校生向け2023年モデル概要
高校生向け2023年新モデル「XD-SX4820」および「XD-SX4920」は、2022年に販売開始された「XD-SX」シリーズの優れた特長はそのままに、収録コンテンツを最新版に更新したことが特徴。
カシオ電子辞書2023年高校生向けモデル新製品
| 対象 | モデル名 | コンテンツ数 | カラー展開 | メーカー希望小売価格 | 発売日 |
| 高校生 | XD-SX4820 | 230 | 5色 | オープン | 2月16日発売予定 |
| 高校生 | XD-SX4920 | 260 | 3色 | オープン | 2月16日発売予定 |
今回の新モデルの目玉は教育現場で信頼性の高い辞典として評価を得ている英和辞典の最新版「ジーニアス英和辞典 第6版」を収録したところ。
▼ 「ジーニアス英和辞典 第6版」は2022年11月に発売されたばかりの最新英和辞書です。
英和辞典のトップランナーが8年ぶりの全面改訂！
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収録語句数は約10万6000。
最大の特長である語法解説は、最新の研究成果を踏まえ、さらに充実。
第６版では「英語史Ｑ＆Ａ」などコラムの増設や「つなぎ語(句)」ラベルの導入など、英語学習に役立つ新機軸も取り入れた。
時代の変化に合わせて進化した学習英和辞典としてこの秋、新たに登場！
また、2022年度の新学習指導要領から新たに設置された「歴史総合」の用語集「山川 歴史総合用語解説」も追加されています。
他のコンテンツも最新版にアップデートされています。(後程詳しく紹介します)
英語力強化から大学受験まで、ユーザーの学習レベルに合わせて選択できる2モデル。
好評の「XD-SX」シリーズの機能・性能を踏襲
「XD-SX」シリーズは、Wi-Fiでの追加コンテンツダウンロードに対応しています。
また、読みやすく目にやさしいフォントや操作しやすい画面デザイン、フルワイドVGA 高精細ディスプレイ、入力しやすいキーボードなどを採用しています。
スタンダードモデル：XD-SX4820
スタンダードモデルの「XD-SX4820」には、初級学習者でも使いやすい「ベーシックジーニアス英和辞典 第2版」や228,000以上の見出し語・派生語・成句などを収録した「オックスフォード現代英英辞典 第10版」、言葉の本質を捉えた語訳が高い支持を集める「新明解国語辞典 第八版」など230コンテンツを収録。
幅広い学習内容をサポートします。
シンプルなホワイト／ブラック、定番人気のグリーン／ピンクに加え、トレンドのスモーキーカラーをテーマにしたブルーの5色展開です。
▼ 2023年モデル XD-SX4820 （スタンダードモデル）
英語・国語強化モデル：XD-SX4920
一方、より高度な学習内容に対応するハイグレードモデルの「XD-SX4920」には、260コンテンツを収録。
英語面ではリーダーズ英和辞典、リーダーズ・プラス、オックスフォード連語辞典、ロイヤル英文法、英熟語ターゲット1000、TOEIC関連コンテンツも充実。
国語面では広辞苑、4冊の古語辞典の収録しよりレベルの高い学習内容にも対応するコンテンツを取り揃えています。
カラーはホワイト・ブラック・グリーンの3色です。
▼ 2023年モデル XD-SX4920（英語・国語強化モデル）
カシオ・エクスワード高校生向け電子辞書モデル間比較
ここではEX-word高校生向けモデルについて、スタンダードモデルとハイグレードモデル(英語・国語強化モデル)の比較、そしてハイグレードモデルの旧機種との収録コンテンツの違いを紹介します。
「スタンダードモデル」と「英語・国語強化モデル」との違い
2023年の高校生向けスタンダードモデル「XD-SX4820」とハイグレードモデル(英語・国語強化モデル)「XD-SX4920」との最も大きな違いは 「広辞苑」 があるかどうかです。
「XD-SX4920」には 「広辞苑」が収録されていますが「XD-SX4820」 には広辞苑の代わりに「デジタル大辞泉（第二版）」が収録されています。
ハイグレードモデル(英語・国語強化モデル)「XD-SX4920」にのみ収録されているコンテンツ
違い
「広辞苑」/「デジタル大辞泉（第二版）」を除く
ハイグレードモデル(英語・国語強化モデル)「XD-SX4920」にのみ収録されているコンテンツ一覧
国語系
- 新全訳古語辞典
- 三省堂 全訳読解古語辞典 第五版
- 分野別 漢検でる順問題集 2級 [新装四訂版]
- 分野別 漢検でる順問題集 準2級 [新装四訂版]
- 分野別 漢検でる順問題集 3級 [新装四訂版]
- 小論文入試 パターン別書き方ガイド
英語系
- リーダーズ英和辞典 第3版
- リーダーズ・プラス
- オックスフォード連語辞典
- ロングマン英語アクティベータ 第2版
- 英語で話す力｡141のサンプル･スピーチで鍛える!
- キクタン英会話 初級編
- 徹底例解 ロイヤル英文法 改訂新版
- COCET2600 理工系学生のための必修英単語2600
- 英熟語ターゲット1000 3訂版
- 英熟語ターゲット1000 3訂版 BRUSH-UP TEST
- 改訂版 キクタンTOEIC®TEST SCORE 500
- 改訂版 キクタンTOEIC®TEST SCORE 600
- 改訂版 キクタンTOEIC®TEST SCORE 800
- 改訂版 キクタンTOEIC®TEST SCORE 990
- TOEIC®LISTENING AND READING TEST 15日で500点突破! リスニング攻略
- TOEIC®LISTENING AND READING TEST 15日で500点突破! リーディング攻略
- 全セクション対応 TOEFL®TESTはじめての徹底攻略! ―TOEFL®iBT対応―
- TOEFL®TEST模擬試験&「レクチャー問題」リスニング徹底練習300問
その他
- 日本国憲法
- 敬語早わかり辞典
- 言葉の作法辞典
- 日本語知識辞典
- 続・日本語知識辞典
- 全国方言一覧辞典
古語辞典については スタンダードモデルのSX4820 でも「旺文社全訳古語辞典 (第五版)」、「 旺文社古語辞典 第十版」が含まれていますが、英語・国語強化モデルではトータルで4冊の古語辞典を収録し万全の体制になっています。
英語系ではスタンダードモデルに対してさらに辞典が追加され、TOEICの問題やキクタンなどの学習用コンテンツが増強されています。
SX4920では「リーダーズ英和辞典 第3版」が収録されている点も大きな違いです。「リーダーズ英和辞典 第3版」は"対象：学生・社会人一般。実務家・翻訳家必携。"とされており、高校生のレベルを超えて使う事も可能な英和辞典です。
高校生レベルで使うだけであるならスタンダードモデルで十分だとは考えます。
しかし、広辞苑の安心感、英語コンテンツの増強により英語・国語強化モデルを購入しておけば、大学生・社会人になった時にも使える電子辞書である可能性が高いと考えます。
高校時代はスタンダードモデルを使い、将来はより上級の電子辞書を購入するのか(必要になったら買い替え)、
将来的にも使えそうな上位の電子辞書を購入するのかの投資判断が必要です。
英語・国語強化モデル（XD-SX49X0）の新旧モデルの違い
続いてハイグレードモデルについて2023年新モデルと2022年旧モデルとを比較していきます。
2023年モデルでは「収録コンテンツを最新版に一新」という点がポイントです。どの程度更新されたのかをチェックしましょう。
版が更新されたコンテンツ
「XD-SX4910」→「XD-SX4920」にて更新されたコンテンツは以下の通りです。
- 明鏡国語辞典 第二版 → 第三版
- ジーニアス英和辞典 第5版 → 第6版
- 『CNN ENGLISH EXPRESS』Worksheet
- 総合英語be 3rd Edition → 総合英語be 4th Edition
- 覚えておくべき 物理公式101[新装版] → [新装新版]
「明鏡国語辞典 第三版」は10年ぶりの改訂(2020年12月刊行)。約3500語の増補に加え、言葉の正しい使い方に関する解説が拡充されています。
SDGs/ワークライフバランス/食品ロス/サブスク/キャッシュレス/長傘/睡眠負債/エモい/イケボ/義実家/バズる/ほぼほぼ/マウントを取る/エビデンス/OJT/報連相/リスケ/確証バイアス/心身二元論/サステナビリティー /生物多様性/ソーシャルメディア などが追加され、現代用語辞典としても使えそうな内容になっています。
新モデルで削除されたコンテンツ
「XD-SX4910」→「XD-SX4920」にて削除されたコンテンツは以下の通りです。
- 毎日ウィークリー
- TOEIC®テスト公式問題集 新形式問題対応編
新モデルで追加されたコンテンツ
「XD-SX4910」→「XD-SX4920」にて追加されたコンテンツは以下の通りです。
- COCET2600 理工系学生のための必修英単語2600
- 英検®2級過去6回全問題集＜2022年度版＞
- 英検®準2級過去6回全問題集＜2022年度版＞
- 英検®3級過去6回全問題集＜2022年度版＞
- 山川歴史総合用語解説
2022年モデルで削除されたCOCET2600、英検の過去問が復活しているのが印象的です。
2022年度の新学習指導要領から新たに設置された「歴史総合」の用語集「山川 歴史総合用語解説」の追加は新モデルならではの更新です。
今購入するならハイグレードモデルの旧製品！
新モデルは発売年では価格が高く、現時点では手を出しにくい存在です。しかし、最新版のコンテンツが収録されており、ベストな電子辞書。入学からの3年間+α という期間使うことを想定するならば最新版の購入が安心です。
▼スタンダードモデル 「XD-SX4820」（2023年）
一方で、価格が下がっている2022年モデルの英語・国語強化モデル「XD-SX4910」やスタンダードモデル「XD-SX4810」は魅力的です。
例えば1学年上の上級生はこの旧モデルを使っているわけで、辞書の新旧が大きく学習に影響するとは考えにくい状況です。
旧モデル（昨年モデル）から選択する場合、英語・国語強化モデルとスタンダードモデルとの価格差を把握した上で、価格差が少なければ英語・日本語モデルを選択しておいた方がオトク感がありますし、学習する上で役に立つ可能性が高いです。
カラーや販売店によって価格にばらつきがあるため細かくチェックして安いところで購入するのがベストです。
Amazonだけではなく、楽天・Yahoo！もチェックし、価格の安いショップで購入しましょう！
▼【旧機種】 英語・国語強化モデル「XD-SX4910」（2022年）
▼【旧機種】スタンダードモデル「XD-SX4810」（2022年）
カシオ高校生向け電子辞書の2023年最新モデルについて紹介しました。
どのモデルを購入するのかは悩ましいところですが、最新モデルに固執せずリーズナブルなモデルを購入するも良い選択だと考えます！
また、本体以外にケース、液晶フィルムも必要になりますのでお忘れなく！
旧旧機種のXD-SX4900は2020年に発売された英語・国語強化モデルです。古いモデルであるため価格が安いのがポイントです。英語・国語強化モデルであるためコンテンツが充実しており、高度な学習をサポートしてくれる存在です。(2021年はスタンダード・英語・国語強化モデルともに新機種の発売がありませんでした)
▼【旧旧機種】英語・国語強化モデル「XD-SX4900」（2020年）
